お米の2017年の価格値上げはいつから?いもち病で超不作の危機!

時事

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1993年9月末には、政府は100万トンのお米の緊急輸入を決定しますが、輸入予定は、その後266万トンまで達しました。

一方、海外でも日本の緊急輸入の余波を受けていました。

当時の世界のお米の貿易量は年間1200万トンで、生産量全体の数%に過ぎません。

お米は、どの国でも自給自足の農産物なのです。

そこへそれまで輸入量はゼロに等しかった日本が、急に266万トンの輸入を発表したのです。

この266万トンは、

世界の米貿易量の約20%

にもなります。

お金持ちの日本は、金に糸目はつけずお米を買いまくったので、お米の国際貿易価格は約2倍にまで高騰してしまいました。

この時に、お米は主としてタイ、中国、アメリカから輸入しています。

海外のお米は、消費者にはいたって不評でした。

「まずい、臭い」

などの声が多く、せっかく買ったタイ米は大量に捨てられていたそうです。

世界でも、もっとも親日的と言われているタイでは、

自分達が食べるための米を減らし、政府の米の備蓄を一掃してまで、

食料危機の日本にお米を送ってくれたのです。

それと、世界的なお米の貿易価格の高騰により、

タイ国内では飢えて亡くなる人が多く出た

という噂さえあります。

日本人によるお米の廃棄の話がタイで報道されると、その礼を失した日本人への怒りの声が、タイの新聞などで報道されました。

なんとも恥ずかしいというか、悲しいというか…。

自分達の食べる分まで減らして、日本に送ってくれたタイの人たちには、申し訳ない気持ちで一杯になりますね。

また、タイだけではなく、お米の輸入国のアフリカやイランなどでも、価格の高騰のためにお米が買えず、人々は非常に苦労したと言われています。

これに対して日本では、国産米こそ不足しましたが、飢えて亡くなる人が出た話は、聞いた事がありません。

それどころか1994年は、前年にはなかったはずの1993年の国産米まで、在庫として残っていたことが判明したのです。

そして売れ残った輸入米は90万トンもありました。

せっかく輸入した米の半分近くが売れ残っていたのです…。

 

2017年のお米の値上げはいつから?

前項の1993年ほどではありませんが、お米の不作は2012年にもありました。

2012年の場合は、幸いにして1993年ほどのことはなく、それほど深刻な事態にはなりませんでした。

しかし、2017年の天候不順は、1993年と非常に似ているように思えてなりません。

既に東北では、水稲の収穫量と品質を落とす『いもち病』の発生に注意を促す文書を、各市町村に送ったりしています。

およそ資本主義社会では、手に入らないもの、あるいは手に入れにくいものは、価格が高くなることが常識です。

つまり、2017年がお米の不作となれば、お米の価格が値上げとなる可能性は十分あるのです。

十分あると言うより、間違いなくそうなると言った方が正しいでしょう。

 

2017年の天候について、2017年8月17日の気象庁の発表では、

1993年の冷夏と似た気圧配置で、日照不足が続く

という見通しです。

そこから2週間先の9月1日頃までは、北日本と東日本の太平洋側で曇りや雨の日が多く、日照不足が続く見通しとなっていました。

2017年は、東京都心では連日雨が降り、8月1日から20日連続の降雨となっています。

この天候不順は、オホーツク海高気圧の勢力が強い一方、太平洋高気圧の張り出しが弱いのが主な原因です。

このことから、お米が大不作になり、外国から緊急輸入した

1993年の冷夏の時の気圧配置に、非常によく似ている

そうなのです。

 

 

それでは、もしお米が大不作の場合、お米の値上げはいつからなのか、またどの位あがるのでしょうか。

これは不作の状況によるところが大きいので、どの位の不作になるかわかっていない現時点では、数値で示すのは不可能です。

しかし、『例えば』の話として、少しばかり考察してみました。

すでに、いくつかの店舗では値上げを発表しているところもあります。

以下は2017年2月の某お米カフェでの例です。

2017年のお米の値上げの一例

産地は熊本産、有機米で作っています。

この度仕入れ値が上がりまして、お米も値上げさせていただきます。

2k入り 今までは\1000が\1100

5k入り 今までは\2200が\2500

となります。

この例では、約10%程度の値上げです。

値上げの時期と程度は、その時期の逼迫度にもよります。

ではお米の値上げはいつ頃かとなりますと、米の不作がはっきりわかるのは、収穫期の終わりあたりでしょう。

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