
小説が好きな人で、筒井康隆さんの名を知らない人は少ないでしょう。
一風変わった、あるいは先鋭的な、時には鋭い風刺や毒舌、そんな中味がはち切れんばかりに満載された、その小説の魅力。
これにハマったら、
『もう一生その呪縛からは逃れられないのではないか』
と思う程、強力な魅力に満ちあふれた小説ばかりです。
禁忌とされている領域にも脚を、いや筆を踏み込み、『なんとか解放同盟』とか、『かんとか反対組織』と、苛烈な戦いを交えたりもします。
自分の出自まで小説の材料にし、筒井順慶の子孫と称したり(小説内で)もしています。
実際には筒井順慶の足軽の子孫らしいのですが、話としては筒井順慶の子孫の方が面白いですよね。
今回は、そんな筒井康隆さんの作品の中から、面白い小説はコレ!と、おすすめランキングをお話していきましょう!
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筒井康隆作品のおすすめランキング!
いざ筒井康隆作品のおすすめランキングを選ぶとなると、どれを選んだらよいのか、おおいに迷ってしまいます。
筆者は、筒井康隆さんの大ファンであり、オマージュとして筒井『まがい』の小説まで書いてしまいました。
むろん、シロトの手すさびで人に見せられるものではありません。
そのくらいに筒井康隆さんに入れ込んでいたということですね。
日本のSF作家では、もうひとり半村良さんにも、同じくらいの思い入れがありますが、二人共、異色かつ出色の作家です。
ということで、ない知恵と勇気を振り絞って、独断と偏見(だけ)による筒井康隆作品のおすすめランキングを書いてみました。
なお、この評価とおすすめは、あくまで筆者が実際に読んだ感想に基づくものです。
- 最後の喫煙者 1987年
- ベトナム観光公社 1967年
- 農協月へ行く 1973年(単行本の発刊年)
- 日本以外全部沈没 1974年
- 最高級有機質肥料 1997年(単行本の発刊年)
- 大いなる助走 1979年
- メタモルフォセス群島 1976年
- アルファルファ作戦 1968年(単行本の発刊年)
- 公共伏魔殿 1996年(単行本の発刊年)
- 蟹甲癬 1979年(単行本の発刊年)
- 七瀬ふたたび 1975年
- 時をかける少女 1967年
こうしてリストアップして見ますと、おすすめできる筒井康隆さんの作品には、初期の作品が多いですね。