半村良作品の絶対に面白いおすすめ小説をランキングで紹介!

小説

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ということで、次に半村良作品のおすすめランキングを紹介しましょう。

なお、このおすすめランキングは、あくまで筆者が実際に読んだ感想に基づくものです。

  1. 石の血脈 (早川書房 1971年)
  2. 産霊山秘録 (早川書房 1973年)
  3. 不可触領域 (文藝春秋 1974年)
  4. 黄金伝説 (祥伝社 1973年)
  5. およね平吉時穴道行 (早川書房 1971年)
  6. 闇の中の系図 (角川書店 1974年)
  7. 妖星伝 (全7巻 講談社 1975年-1995年)
  8. 平家伝説 (角川文庫 1974年)
  9. 戦国自衛隊 (ハヤカワ文庫 1974年)
  10. 太陽の世界(全18巻 角川書店 1980年-1989年)
  11. 雨やどり(直木賞受賞作 河出書房新社 1975年)
  12. 新宿馬鹿物語 (文藝春秋 1977年 )

初期の作品が多いのですが、半村良さんの作風は初期中期後期で、はっきり別れています。

初期 伝奇小説

中期(直木賞受賞後) 新宿人情もの

後期 政治的な指向が強く出たもの

こんな感じになります。

伝奇ロマンハラショーマンセイの筆者の選択は、当然初期の作品にかたよるわけです。

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半村良作品のこの小説が絶対に面白い!

半村良のこの小説が絶対に面白い!

おすすめランキング1位 石の血脈

半村良さんの処女長編です。

一読、即のめり込みました。

『オモロイ!凄い!うまい!』

半村良作品の特徴・長所を一身に集めたような超傑作です。

これが面白くなければ、小説など読むな!

と言いたくなるくらいの作品なのです。

なお、この長編は、それ以前に書いた短篇の、

赤い酒場を訪れたまえ

を長編化したもの。

幸せで平安な日常生活を送っていた主人公は、とあるきっかけでこの世のものならぬ世界に、

『スルッ』

と送り込まれてしまいます。

濃厚な愛あり、迫真の活劇あり、驚異の謎解きあり、なんでもあり!

アトランティス・秘密組織・ストーンヘンジ・ウルフェン伝説・吸血鬼・サンジェルマン伯爵

などの様々な伝承や伝説を、半村式大鍋にぶち込んで、とろりとろりと煮詰め、熟成させた極上の逸品です。

みなさま是非ご賞味を!

おすすめランキング2位 産霊山秘録

『むすびのやまひろく』と読みます。

1973年泉鏡花賞受賞作です。

この日本には、遙か太古の頃から特殊な一族が存在した。

彼らは『ヒ』と呼ばれ、往古には皇室より上位に座を占めていたが、いつしか皇室のために働くようになった。

この『ヒ』は三種の神器を使うことによって、テレポートなどの様々な超能力を駆使していた。

彼ら最終目的は、この日本のどこかにあるという、全ての者の願いを叶える最高の産霊山『芯の山』を見つけることである。

そして戦国時代から第二次大戦後まで、時空を越えてヒ一族の暗躍は続く…。

という小説です。

歴史上の事実あり、まったくの虚構の産物あり、実と虚が混然一体となって壮大な半村ワールドを形成しています。

ワクワクドキドキの世界が好きな人は、これを見逃せば一生後悔します!

おすすめランキング3位 不可触領域

恐るべき人物。

半村良。

という印象を強く受けた逸作です。

なにが恐るべきなのか?

それは

作家の感覚の鋭さ

です。

この不可触領域とは、テラヘルツ領域のことを指します。

いきなり電波の波長の話が出て来ましたが、お話は

ナマケモノはなぜ絶滅しないのか

がテーマになっています。

さて、ここまででピンときた人は、おそらくこの不可触領域を既に読んでいる人でしょう。

読んだことのない人には、

「なんのことを言ってるのか、まるでわからん!」

が普通だと思います。

作家の感覚とテラヘルツ、ナマケモノと三題噺のような単語がならんでいるのですから、それも当然ですね。

ナマケモノは、日がな一日木の枝にぶらさがって暮らします。

文字通りの怠けものです。

身を守る固い甲羅もなく、素早い逃げ足もなく、鋭い牙や爪もありません。

他の食肉動物から見れば、取り放題、食べ放題の格好の餌です。

なのに、なぜ彼らは絶滅しないのか?

これが本篇のテーマなのです。

そのナマケモノが絶滅しない理由を、半村良さんはテラヘルツ領域に結びつけてしまいました。

テラヘルツ領域はいわゆる電波の領域と、可視光線領域との境目にある、ごく波長の短い電磁波の一種です。

現在でこそ、テラヘルツ領域の電磁波の性質は、ある程度わかってきています。

しかし、この不可触領域が書かれた1970年代は、テラヘルツ領域の電磁波については、ほとんど何もわかっていなかったのです。

さらにネタ晴らしをしますと、このテラヘルツ領域の電磁波には、ある特殊な作用がある、というのが半村式解釈です。

その作用のため、ナマケモノは絶滅せず現代に至ったというわけなのです。

何もわかっていない事象を使って、特殊な状況に結びつけてしまう、このあたりの感覚が、半村良さんは凄いと筆者が感じた由縁ですね。

では、その作用とはどんなものなのか?

それは本篇を読んで納得してください。

おすすめランキング4位 黄金伝説

これぞ伝奇ロマン、これぞ伝奇SFの見本です。

『半村伝説』シリーズの第1作でもあります。

政財界の黒幕として日本に君臨し、総理を変えるのもいとも簡単という怪人物・栗栖重人。

ある夜、その栗栖の邸宅から、円盤が飛び立つのが目撃されたのです。

また、青森県亀ヶ岡の遺跡からは、火焔土器と遮光器土偶が大量に発見されます。

その神秘な謎に惹かれた経済界の大物・湯平弥市は、一族の者を召集して調査隊を組織。

十和田湖畔で調査を開始します。

調査隊は十和田湖畔にある洞窟の奥で、踊り回る不思議な小人と、莫大な黄金を発見するのです。

小人と黄金、そして円盤との関係は?

また怪人物栗栖重人とはなにもの?

『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』や、日本のピラミッド伝説などを下敷きにし、奇才・半村良さんが雄大な伝奇を構築しています。

夢とロマンに憧れる人は必読です!

おすすめランキング5位 およね平吉時穴道行

タイムトラベルと人情ものを組み合わせた異色の短辺です。

NHKでテレビドラマ化もされています。

主人公のコピーライターは、江戸時代の戯作者・山東京伝の鋭い広告のセンスに興味を持っていたのです。

ところが、彼はふとしたきっかけで、当時の岡っ引き兵吉の日記を手に入れます。

それによると、山東京伝には、およねという妹がいたのですが、兵吉はそのおよねに恋をしていたらしいのです。

しかも、およねはある日、神隠しに遭い、失踪してしまったのです。

ところが、その誰知るものもないはずの日記の内容を知っている人気歌手がいることに気がつきました。

この人気歌手は、なぜその日記のことを知っていたのか?

そして、主人公は?

時空を越える恋を描いた、ちょっと甘酸っぱい物語です。

おすすめランキング6位 闇の中の系図

闇の中の系図・闇の中の黄金・闇の中の哄笑の『闇の中』シリーズの第1作です。

半村良さんは、

「小説とは嘘をつくこと」

と言っていました。

なにごとにつけ、嘘をつかずにはいられない、そんな若い男がいます。

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