半村良作品の絶対に面白いおすすめ小説をランキングで紹介!

小説

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しかもその嘘が天才的にうまいのです。

彼はとりわけ才能があるわけでもなく、ごく普通の工員なのです。

ただ一つ、嘘に関しては飛びきりの才能を持っていますが…。

そんな彼の前にある組織が現れます。

黒虹会と名乗るその組織こそ、古代より嘘によって日本を陰から支えてきた『嘘部』の末裔としての現代の姿だったのです。

この『嘘部』という発想も、半村良さんならでのもの。

つくづくと彼の凄さを思い知らされますね。

現代の嘘部、半村良さんが語る傑作シリーズです。

おすすめランキング7位 平家伝説

これも伝説シリーズの一つです。

この平家伝説の特徴としては、

切なさ

という感傷性が挙げられます。

とある家のお抱え運転手・浜田五郎は、自分の右肩にある痣は『嘆き鳥』と呼ばれていることを教えられます。

その痣は、壇ノ浦の合戦に敗れた平時忠の財宝のありかを示す地図だったのです。

SFの教えの一つとして、

大きな嘘はついてもよいが、小さな嘘はついてはいけない

ということがあります。

つまり、構想は大きく膨らませてもよいが、細かい言葉や行動はリアルに、ということなのでしょう。

この平家伝説も、そのSFの教えにのっとった名作となっています。

おすすめランキング8位 妖星伝(全7巻)

全7巻の超大作です。

本のボリュームだけではなく、内容的な広がりも超大作の名に恥じません。

この日本には、歴史の裏で暗躍してきた、特殊な能力を持つ鬼道衆という存在があります。

鬼道衆の基本的な認識とは、

この世の本質は地獄である

ということなのです。

つまり、人間の幸せなどは、まやかしに過ぎないということですね。

そして、太古の昔に彼らを生み出した『外道皇帝』を復活させる大きな目的を持っています。

簡単に書きましたが、実際の小説の内容は、簡単ではありません。

とにかく複雑怪奇、様々な要素や人物が入り乱れ交錯し、ただただ唖然とするばかりです。

面白いけど読むのはかなりしんどいという、異色作です。

おすすめランキング9位 戦国自衛隊

近代兵器を持つ現代の軍隊と、弓矢や刀の戦国時代の武者達が戦ったらどうなるのか?

という問題のシミュレーション的な小説です。

架空戦記というジャンルの始祖のような小説ですね。

その内容の話題性から、映画やテレビドラマの原作として何度も用いられています。

そして結末は、

歴史上ありえない援軍として戦国時代に登場した自衛隊が、歴史のタイムパラドックスとなるはず

なのに、自衛隊自身がそのパラドックスを修正してしまう皮肉なものとなっています。

おすすめランキング10位 太陽の世界(全18巻)

これは当初の計画では

全80巻!

という、とてつもない規模の超超大作になるはずでした。

しかし作者である半村良さんが彼岸に行ってしまったため、未完となりました。

ムー大陸2000年の歴史を描こうという小説ですが、1989年の18巻を最後に中断。

平和な民『アム』は争いや嘘を好まないのですが、戦闘的な他の部族に故郷を追われ、約束された大地『ラ・ムー』を目指して旅に出ます。

神話ありミステリーあり、色々な要素を取り込みすぎたために、作者自身でも収集がつかなくなり、中断したのではないかと、推測しています。

おすすめランキング11位 雨やどり(直木賞受賞作)

新宿人情ものの代表作であり、また直木賞受賞により有名な作品です。

筆者の好みからははずれますが、傑作であることは間違いありません。

おすすめランキング12位 新宿馬鹿物語

これも新宿人情ものの代表ですが、これは単独の小説ではなく雨やどりを含んだ一連の作品集です。

おさせ伝説・ふたり・新宿の名人・新宿の男など、半村良さんの名人芸が堪能できます。

まとめ

今回は、半村良作品の絶対に面白いおすすめ小説をランキングを紹介し、各作品の内容をみてきました。

現代の嘘部、伝奇作家としての半村良さんは、その後継者も出ないほど傑出した存在でした。

多様性と意外性を兼ね備え、壮大な構想と綿密な書き込みを両立させた希有の存在なのです。

いかがでしたでしょうか。

ほんのわずかでも半村良さんの作品の魅力を伝えられたら、望外の喜びです。

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