アンドロイドは電気羊の夢を見るか(小説)の意味とネタバレを解説

小説

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アメリカ人作家であるフィリップ・K・ディックの小説のタイトルは、一見風変わりなものが多く、その小説の中身を想像できないようなタイトルが多いですよね。

その中でも、映画「ブレードランナー」の原作として知られている小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は、特に変わったタイトルだと読書愛好家たちの間でも言われています。

アンドロイドの意味はなんとなくわかるとしても、電気羊って何?と小説の内容を想像することすらできません。

そこで本記事では、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の意味やネタバレありで解説していきます。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の意味

フィリップ・K・ディックによって書かれた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」は、アメリカで1968年に刊行され、日本語版は1969年に刊行されました。

そんな「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」とは一体どんな意味なのでしょうか?

早速「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の意味について解説していきましょう。

結論からお伝えすると、この小説のタイトルは、何か特定のこと事柄を意味しているのではなく、フィリップ・K・ディックによって書かれた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」という小説のテーマを現しているのです。

では一体「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」という小説の舞台はどのような時代なのでしょうか?

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の舞台

アンドロイドという言葉が小説のタイトルに出てくることから、近未来のことを現していそうな気もしますよね。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の舞台となった地は、この小説を書いた作家・フィリップ・K・ディックの母国でもあるアメリカで時は、2019年という設定で書かれています。

では、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の中で2019年がどのように書かれているかというと、とても人間が住んでいられないような荒れた土地で、地球環境も最悪な地球。

人間は、この小説の中でそんな地球を捨て、どこか他の惑星に移住をしているのです。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の中で2019年の地球は、放射線強度が大変強く、とても人間が住んでいられるような惑星ではありません。

そのため、他の惑星に移住することができなく、地球に住み続けている人というのは、社会的弱者だけなのです…。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』のネタバレを解説!

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の舞台になった土地は2019年のアメリカで、小説の中で地球は住めない土地になり、無力な人々だけが、地球に取り残されてしまっているということがわかりました。

放射線強度が強くなり、荒れ果ててしまった地球なんて、想像するだけでとても恐ろしいですよね。

それでここからは、ネタバレありで『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を解説していきます。

アンドロイドを抹消し賞金稼ぎで生計を立てている主人公・リック・デッカード

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の主人公は、賞金稼ぎで整形を立てているリック・デッカード。

そんなリック・デッカードが、指名手配されている人造人間であるアンドロイドを処理していくという物語です。

通常アンドロイドとは、機械人間のことを意味していますよね。

@movieeeeen_man)さんの投稿

しかし、この『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の中でアンドロイドとは、遺伝子操作などで作られた人間にしか見えない人作人間という意味なのです。

つまり、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の中でアンドロイドとは、人間なのかアンドロイドなのかの見分けがつかず、さらに感情や思考回路さえも、ほとんど人間と変わりません

そのため、危険を伴う作業に従事しているアンドロイドたちはその作業に対して疑問を感じるようになり、人間へ対抗していくのです…。

人々のステータスは本物のペットを飼うことへと変わっていく…

また、その時代の地球は生物が珍しく、ペットを飼うことがステータスになっていきます。

主人公は羊を飼っていましたが、事故でその羊は亡くなってしまいます。

そこで、ステータスのためにペットを飼いたかった主人公は、本物の羊と見せかけて電気羊を飼うのです。

@movieeeeen_man)さんの投稿

しかし、隣人が本物の馬を飼い始めたことで主人公は劣等感を感じ、賞金稼ぎをして、本物のペットを手に入れようとしていきます。

公務員としての顔も持つ主人公のリック・デッカードですが、アンドロイドを抹消する賞金稼ぎに精をだしていきます。

なぜなら、この主人公の夢は、本物のペットをステータスのために飼うことだからです。

人間とは何かを模索していく主人公・リック・デッカード

ある日、リック・デッカードは、地球に潜入したアンドロイドの抹消を上司から命令されます。

賞金稼ぎに精を出していたリック・デッカードですが、アンドロイドの捜索を続けるに連れ、人間とアンドロイドの違いとは何なのか、疑問を持ち、模索し始めます。

つまり、この小説のタイトルである『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』とは、人間が夢を見るように、アンドロイドも夢を見るのかということを現しているのです。

さて話は戻り、アンドロイドの捜索を続けるリック・デッカードは、自分が本当の人間なのかという疑問を感じるようになっていきます。

自分の人生さえもわからなくなってしまったリック・デッカードは、絶望を感じ遥かかなたの砂漠へ足を進めていきます。

人生に絶望してしまっていたリック・デッカードですが、なんと砂漠で生きている帰るを発見し、自宅にカエルを連れて帰るのですが…そのカエルも偽物だったと知り、さらに絶望し寝入ってしまう…

これが、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』のネタバレありの解説です。

なんだか曖昧で後味が悪い結末ですが、読者の想像を働かせ、深く考えさせるような小説ですよね。

まとめ

フィリップ・K・ディックによって書かれた『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の意味や解説をご紹介してきました。

この物語の設定は2019年で、住めない土地になり、人間にしか見えないアンドロイドが潜入している荒れ果てた地球。

アンドロイドを抹消していく中で、人間とは何かを模索していく主人公の苦悩が描かれた小説となっています。

アマゾンで購入することもできますが、気になった人はぜひ小説を読み進めてみてくださいね。

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