
選手の特徴としては、最速152キロのストレート、スライダー、スプリットが武器で、その他にカーブやチェンジアップも球種として持っています。
球に威力があるので力押しなピッチングができるのですが、社会人2年目には安定感のなさが露呈したので、調子の良し悪しの振れ幅を少なくできるかが課題となりそうですね。
日本ハムファイターズのドラフト3位指名選手 田中瑛斗(柳ケ浦)
日本ハムファイターズのドラフト3位指名選手は、田中瑛斗投手でした。
田中瑛斗投手は、最速149キロのストレートに、スライダーやカットボール、ツーシームなど多くの変化球を持っていて先発向きです。
アストロズの大慈環太平洋担当部長が
「肩幅が広く、ダルビッシュのようだ」
と評価し、田中瑛斗投手本人もダルビッシュ有投手が憧れだそうで、ダルビッシュ有投手を育てた日本ハムに指名されるのは、何かの縁を感じますね。
第2のダルビッシュとして、将来のエース候補となれるか期待がかかります。
日本ハムファイターズのドラフト4位指名選手 難波侑平(創志学園)
日本ハムファイターズのドラフト4位指名選手は、難波侑平選手です。
難波侑平投手は、
岡山の創志学園のエースで4番
として活躍した二刀流ですね。
野手投げながらも最速146キロのストレートを計測し、遠投は100メートルを記録するなど肩の強さは内野手としても素晴らしい点。
エースで4番ですが、主に打撃面の注目を受けて、日本ハムファイターズでは内野手として指名を受けました。
打撃センスはプロのスカウトからは、かなり目を見張るものがあるみたいなので、今後の成長に期待がかかります。
日本ハムファイターズのドラフト5位指名選手 北浦竜次(白鴎大足利)
日本ハムファイターズのドラフト5位指名選手は、184センチ80キロという体つきのいい左腕・北浦竜次投手です。
投手としての評価は、空振りが取れるカーブ、そして147キロのストレートが長所。
バランスの良さも売りの1つなので、うまく体作りをすれば、150キロ超えのストレートをバンバン投げ込む投手に慣れそうですね。
また、高校通算26発の長打力もあります。
日本ハムファイターズのドラフト6位指名選手 鈴木遼太郎(東北学院大)
日本ハムファイターズのドラフト6位指名選手は、鈴木遼太郎投手でした。
鈴木遼太郎投手は、最速152キロのストレートを軸に、2種類のスライダーで空振りを取っていく右腕。
高校までで野球はやめるつもりだったそうですが、いつの間にか、東北学院大で2015年の西武ドラフト5位・本田圭佑投手の後継者となるまでに成長しました。
低めに投げ込めるコントロールがあるため、即戦力としても活躍できそうです。
日本ハムファイターズのドラフト7位指名選手 宮台康平(東大)
日本ハムファイターズのドラフト7位指名選手は、東大のエース・宮台康平投手でした。
宮台康平投手は、話題性や将来の幹部候補も見据えての指名のような気がしますね。
とくに、ソフトボールの大嶋選手など、日本ハムファイターズは下位での話題性指名が結構ありますので。
宮台康平投手は、左腕ながら最速150キロを投げられる東大のエースで、大学日本代表にも選ばれました。
ストレートとスライダー、カーブのコンビネーションが抜群で、シンカーも右打者に対して強い球として投げられます。
一時期はかなり話題となり、マスコミからは
「ドラフト上位候補か!?」
とまで噂された宮台康平投手ですが、さすがというべきか、プロのスカウトはよく見ていますね。
この順位まで宮台康平投手が指名されなかったのも、当然と言えば当然。
左肩の故障でもわかる通り、進学校から東大へ進んだ宮台康平投手は、他の大学生の投手と違い、
一番育ち盛りの時期に、野球一本で続けられる体作りができなかった
という、プロへ進むには致命的な欠点を抱えていたのです。
国立大の選手というのは、とにかく基礎体力不足で、宮台康平投手の場合は、先述した大学2年の際の怪我がそれを物語っています。
高校時代のトレーニングは、後々の体力強化に繋がってくる要素。
その一番育ち盛りの高校時代を、宮台康平投手は受験のために、一時期は12時間勉強に費やしていました。
つまり、練習量が明らかに不足していて体力がつけられなかったので、
プロで1年通して投げ切る体力がなく、2~3年は体つくりに専念させなければならない
のです。
とはいえ、基礎体力の伸びも高校時代の練習量が影響してくるので、時すでに遅し…。
これが、東大や京大選手が避けられやすい一因なわけですね。
結局、基礎体力がなかったゆえに、京大出身の田中英祐投手も、3年でロッテを戦力外となってしまいましたから。
話題性で指名をすることもある日本ハムファイターズでなければ、宮台康平投手も指名されなかったのではないかと思いました。