
ただ、それでもこれほどひどい低視聴率を連発しているのであれば、同じ低視聴率でも『とんねるずのみなさんのおかげでした』よりは低コストな新番組の方がいいはずです。
フジテレビも、ようやくそのことに気づいたのかもしれませんね。
そして2つ目の理由が、
フジテレビが新体制に変わった
という点です。
今までの『とんねるずのみなさんのおかげでした』打ち切り報道の時は、今後も継続させていくと亀山前社長は語っていました。
2017年4月の改編の時は、あえて名指しをして継続させると言っていたくらいですから、当然報道は意識していたと思います。
が、しかしです。
2017年6月から、宮内正喜新社長に体制が変わりました。
おそらくですが、新体制の第一歩として、お荷物になっている『とんねるずのみなさんのおかげでした』を打ち切ろうと考えたのでしょう。
大改革を掲げ、フジテレビのコストカッターとして有名な宮内新社長だからこそ、聖域など作らず、低視聴率なのに高コストというお荷物2番組を終わらせる決断を下せたのだと思います。
ここまでで低視聴率なのに高コスト、そして新体制になったことが影響しているのはわかりました。
では最近の『とんねるずのみなさんのおかげでした』の視聴率はどうなっているのでしょうか?
『とんねるずのみなさんのおかげでした』の視聴率推移!
最後に、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の気になる視聴率を調べてみました。
昔の『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、現在の視聴率とは考えられないくらい好調でした。
なんと、
1989年からの6年間は、年間視聴率1位の番組
として大人気を誇り、数々のレギュラー番組を持っていたとんねるずの冠番組の中でもとくに人気がありました。
90年代は平均視聴率も20%を超えていて、『オバケ番組』と言われたほど…。
それが今ではどうでしょうか。
調べてみると、2016年頃から既に平均視聴率が5%前後をうろうろとしていて、これが2017年も継続…。
判明している分を見るだけでも、
- 4月13日:7.5%
- 4月20日:5.1%
- 4月27日:6.8%
- 5月4日:6.2%
- 5月11日:7.3%
- 5月18日:5.8%
- 5月25日:5.2%
- 6月1日: 5.9%
- 6月8日:4.8%
- 6月15日:5.9%
- 6月22日:8.0%
- 7月13日:8.0%
と散々な有様。
そして、極めつけは2017年9月28日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP』です。
なんと、この30周年を記念するスペシャル、さらにはタモリさんやビートたけしさんら大物まで出演したにも関わらず…
平均視聴率がたったの10%
という、何とも言えない数字…
豪華ゲストまで呼んでいるのだから、せめて13%くらいは欲しかったところです。
1999年放送の『春の特大スペシャル』は、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の歴代最高平均視聴率となる24.8%だったたけに、ひどい差ですよね。
30周年記念の特番ですら、この視聴率なのだから、打ち切り終了になるのも、当たり前といえば当たり前です。
これで『とんねるずのみなさんのおかげでした』が正式に打ち切り終了になれば、
とんねるずのレギュラー番組はゼロ
になります。
今までは、コネで何とか生き残ってきたものの、ついにレギュラー番組が消滅ですか…。
まぁ、正直なところ、最近のとんねるずは面白い一面がないですし、レギュラー番組がなくなるのも当然です。
局は違いますが、もう年末と夏の『スポーツ王』くらいしか出番はなくなりそうだと思った次第です。
まとめ
『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、毎年のように打ち切り打ち切りと囁かれていましたが、ついに2018年3月を持って番組終了となるようです。
やはり、フジテレビが新社長になり、
大物芸能人だろうと何だろうと、低視聴率であればコストカットのために改革する
という方針に変わったことが大きな理由でしょう。