
2015年に『パナマ文書』という機密文献が公開され、大変な反響を呼びました。
その内容は、企業や個人が税金逃れのために、
『タックスヘイブン』と呼ばれるカリブ海の英領バージン諸島やケイマン諸島などに、資金を移していた
というものです。
2017年11月にも、これと全く同じ事例が発生しました。
それが『パラダイス文書』です。
内容はパナマ文書と同じく、企業・個人の税金逃れの膨大な事例です。
その発端は、法律事務所などの内部文書や公的な登記文書の内容が、南ドイツ新聞に送られました。
また、ワシントンD.C.にある国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)にも同一の内容が知らされました。
今回は、そのパラダイス文書とはどんなものか、その内容と情報流出の原因や影響を調べてみました!
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パラダイス文書とは?その内容は?
まずは税金対策の『パラダイス』を紹介しましょう。
場所は陽光輝くカリブ海の国際的リゾート地、
- 英領バミューダ諸島
- 英領バージン諸島
- ケイマン諸島
などです。
色とりどりのビキニに身を包んだ美女が群れる、南の島の楽園。
街には爽やかな風がそよぎ、海には多数の豪華ヨットが停泊しています。
文字通りのパラダイスなのですね。
「ようこそパラダイスへ!」
タクシー運転手も、そんな言葉で観光客を歓待するのです。
そのようなこの世のパラダイスが、タックスヘイブン(租税回避地)になっているのです。
このバミューダ諸島と米フロリダ半島の先端、大西洋のプエルトリコを結ぶ三角形の海域は、
『バミューダトライアングル』と呼ばれ、飛行機や船が消失する超常現象の頻発地
として有名です。
なお、タックスヘイブンは、このカリブ海諸国だけではなく、ヨーロッパにもあります。