封神演義の漫画やアニメと原作小説(中国の古典)の違いをチェック

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それでも、中国の民間信仰に大きく影響を与えているとのことです。

従来の神々が『封神演義』の名前や恰好で描かれるようになったり、存在しなかった神々が新たに生まれたりもしました。

文学としての評価はそれほど高くなくても人気はとても高かったという事ですね。

 

封神演義の原作小説(中国の古典)の翻訳版について

元々は中国の古典小説を日本語に翻訳したものが三種類あるそうです。

その中でも一番有名なのが安能務さんが翻訳したものとのこと。

漫画『封神演義』も安能務さんが翻訳したものをベースにしているそうです。

しかし、安能務さんが翻訳をする際に加筆修正を行っているようで、元々中国語の方を知っている人は批判的な意見が多いとのこと。

 

 

封神演義の漫画やアニメの原作小説(中国の古典)との違い

中国の古典小説を安能務さんが翻訳してアレンジしたものを藤崎竜さんがさらにアレンジして漫画にしたのが漫画『封神演義』です。

漫画になるまで二回もアレンジが入っていますから、原作小説からはかなり変わっているところがあることでしょう。

その変わっている部分を紹介していきたいと思います。

まず、漫画版ではほとんどが太公望の視点で描かれていて、太公望の本名も小説版とは異なります。

原作小説では『姜子牙』漫画版では『呂望』というのが本名です。

他にも設定が変わっている登場人物がいて、物語を漫画にアレンジするために変更された様子。

妲己や聞仲など原作小説ではそんなに強い設定ではなかったのですが、漫画版ではかなり強い設定になっています。

また、霊獣が言葉を理解するなども原作小説にはないものとなっています。

太公望の年齢も原作では老人でしたが漫画版では若者の見た目となっていて、他にも若い姿で登場する人物が多くいますね。

これは、仙人は不老不死であるという伝承から、歳をとっている仙人が若い姿のままでいるという事なのかもしれません。

原作小説では封神されてしまった者が漫画版では生きていたり、その反対もあるようです。

また、原作では登場した仙人などが漫画では登場しないということもありました。

作者の藤崎竜さんとしては、

「(本作の都合により)登場させなかったキャラクターも描きたかった」

とコメントしています。

世界観については、原作小説では道教や仏教などがベースとなっているのに対し、超古代文明があったということになっていました。

宝貝についても、原作小説では仙人たちが何千年もかけて工夫し力を注ぎこんだ秘密兵器という扱いです。

漫画版では女媧を倒すために始祖が作ったものとなっています。

物語の舞台も女媧が望む世界を作るために、何度も繰り返した世界です。

原作小説では古代中国が舞台になっているので設定上は同じように過去の世界ですが、何度も繰り返しているため実際はかなり未来の物語です。

原作小説ではなかったコメディ要素なども追加されているのも漫画ならではですね。

他にも登場人物の名前が原作小説とは異なっているのですが、どうやら翻訳版を参考にしている様子。

中国版の正しい名前は

  • 哪吒『なたく』ではなく『なた』
  • 楊戩『ようぜん』ではなく『ようせん』
  • 聞仲『もんちゅう』ではなく『ぶんちゅう』

聞仲に関しては、翻訳版ではなく中国版小説の読み方を採用しているようです。

変わった点を見てみると漫画にするためにかなり大胆なアレンジをしていますね!

 

封神演義の原作小説(中国の古典)まとめ

中国の古典小説が日本でアニメ化するなんてなんというか不思議な気分ですね。

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