
毎年春が近づいてくると気になるのが桜の開花情報。
テレビのニュースでも取り上げられ、桜前線という言葉があるほど日本人には親しみのある情報ですよね。
満開の桜の木の下で行われれる花見を楽しみに春を待ちわびている人も多いのではないでしょうか。
皆でお酒や食事を持ち寄って行われる賑やかな花見は心まで暖かくしてくれます。
さて、日本ではもはや恒例行事となっている花見ですが、実はこの桜の木の下でお酒を交わしたり、食事をしたりする花見のスタイルは日本だけの文化ということをご存知でしたか。
海外と日本では花見のスタイルに違いがあるんです。
日本式の花見が誕生した理由から日本とは違いのある海外での桜の楽しみ方をご紹介していきます。
花見を楽しむ習慣がはるか昔からあった
日本文化の一つでもある俳句は季語を入れて、移ろう四季を楽しむもの。
平安時代に編纂された古今和歌集には桜を詠んだ歌がなんと70首も載っているのだとか。
このことから平安時代には既に桜は日本人にとって特別な花であったといわれています。

鎌倉・室町時代になると、武士たちにも花見の文化が伝わりました。
では一般人も花見を楽しむようになったのはいつからなのでしょう。
時代は流れ江戸時代になると、庶民も花見を楽しむようになったといわれています。
なんと桜の品種改良も既に行われていたのだとか。
はるか昔から日本人にとって花=桜だったのですね。
花見の醍醐味は屋外でお酒を楽しめること
花より団子ということわざがあるように、花見での楽しみは満開の桜の木の下で友人や同僚、恋人、家族などとお酒を交わしたり、食事を楽しんだりすることですよね。
室内で飲むよりも開放的な気分になり、暖かい春の訪れを感じることができるため、花見よりも桜の木の下でお酒を交わすことを楽しみにしている人がほとんどなのではないでしょうか。