『BANANA FISH(バナナフィッシュ)』原作のあらすじは?アニメ化の“問題”って?

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一方好意的な意見は、

  • 「単純に新しい動きがあるのはうれしいし、知らない人にも知ってほしい」
  • 「作者・吉田秋生の『やばい。あたしよりウマい。(笑)』というコメントに期待できる」

というもの。

やはり原作者による絶賛コメントは大きかったようですね。

 

『BANANA FISH』アニメ化の問題点②

「『BANANA FISH』はBLではない」問題

『BANANA FISH』アニメ化の問題点は、作品へのファンのこだわりと関係するものがあります。

それは、「『BANANA FISH』はBL(ボーイズラブ)ではない」というもの。

アニメ『BANANA FISH』の監督は、初監督作品『Free!』で大ヒットを飛ばした内海紘子(うつみ ひろこ)さん。

『Free!』の魅力は少年同士の強い絆であり、コアなファン以外からはいわゆるBLと見られがちな作品なのです。

それに同じ男同士の特別な関係を描いていながらも、『BANANA FISH』と『Free!』とでは、物語の背景の重さが全く違います。

(※重い方がいいというわけでは決してありません)

そのため、アニメでは『BANANA FISH』の持ち味が消されるのではないかと心配したファンが多かったようですね。

BL化への不安から生まれた別の問題

問題という言い方が適切かどうかはわかりませんが、ファンのアニメ化への否定意見が広まった結果、作品自体に否定的な見方をする人が増えました。

「『BANANA FISH』はBL(ボーイズラブ)ではない」

というのはファンの共通の認識なのですが、作品を知らない人には面倒くさいこだわりととられたようです。

「素晴らしい作品だから多くの人に知ってほしい!」

とファンが思っていても、残念ながらこれでは逆効果ですね。

また、

「『Free!』だってBLじゃないのに何で勝手にBL扱いしてるの!?」

という『Free!』ファンの言い分も。

ファンが多く思い入れが強ければ強いほど、何かの動きがあれば良くも悪くも敏感になってしまうものです。

(参考リンク:BANANAFISHはBLなんかじゃないというバナナフィッシュ学級会

 

『BANANA FISH』アニメ化の問題点③

時代が80年代→現代に!設定の大幅変更

物語の舞台が1980年代から現代(おそらく2010年代)に変更されることが、内海監督とキャラクターデザインの林明美さんのインタビューで発表されました。

これがおそらく『BANANA FISH』アニメ化における最大の問題点ではないでしょうか。

単にファッションやスマホなどの小物が違うという問題ではなく、当時と今とではアメリカを取り巻く状況が全く違います。

ベトナム戦争での失敗や、共産主義国との水面下での戦いという“影の部分”が、80年代のアメリカにはありました。

『BANANA FISH』は、その影の部分で暗躍していたコルシカマフィアのゴルツィネと、才能はあるけれど表には出られないアッシュの戦いの物語なのです。

情報化が進み、様々な暗部が明るみに出た現代では、彼らが戦う必然性がありません。

ベトナム帰還兵の兄という設定をうまく変更できたとしても、現代を舞台にすると、アッシュほどの天才なら表舞台で戦う方法はいくらでもあるはずですから。

 

『BANANA FISH』アニメ化の期待度

さて、いろいろと問題点を挙げてきましたが、どちらかといえば原作ファンの不安といった方がいいかもしれませんね。

アニメ化に際しての変更点は多く、かつ大きく、原作ファンが原作漫画と同じ感動を覚えるのは難しいのではないでしょうか。

しかしひとつのアニメ作品としては成功するのではないかというのが、個人的な予想です。

内海監督は『ハイ☆スピード!』というラノベから、小学生だった主人公たちの高校生になってからの物語『Free!』を生み、大ヒットさせた実力者です。

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