人よりうさぎが多い大久野島!負の遺産を抱える歴史に迫る

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皆さんは瀬戸内海にぽつんと浮かぶ大久野島をご存知ですか?

大久野島は周囲が約4.3km程というとても小さな島ですが、700羽も生息しているうさぎが有名で最近密かに人気を集めているんです。

これほど小さな島にうさぎが700羽もいるってなんだか想像がつかないですよね。

もちろん大久野島にはうさぎ以外の魅力も満載。

そこで本記事では大久野島のうさぎや歴史などについてご紹介していきたいと思います。

うさぎで有名な大久野島とは

大久野島は別名「うさぎ島」とも呼ばれ、島の至るところで見かけることのできる、愛らしいうさぎが観光の目玉となっています。

「猫島」という愛称で呼ばれる島はいくつか存在しますが、「うさぎ島」という愛称で呼ばれているのは、この大久野島だけ。

700羽ものうさぎが生息しているという珍しさから日本全国だけに留まらず、世界中の観光客が足を運んでいます。

うさぎは繁殖力が高い動物としても知られているため、子孫繁栄の動物として世界中で愛されています。

そのため、大久野島には子孫繁栄や安産を祈願する人も訪れているのだとか。

なんだか大久野島って縁起が良さそうですよね。

しかし、大久野島は負の遺産を抱えている島としても知られているのです。

大久野島が抱える負の遺産について迫っていきましょう。

かつては地図から消された島・大久野島

今でこそ子孫繁栄や安産を祈願する人が訪れている大久野島ですが、かつては地図から消されていました。

戦争を機に、大久野島に昭和4年、毒ガス工場が作られ、毒ガスが製造されてきたのです。

なんと毒ガス兵器の製造は、第二次世界対戦末期まで続き、実際に海外で使用されてきました。

しかし、戦後にアメリカのGHQに大久野島の毒ガス工場の存在を知られ、毒ガス工場は解体されることに…。

つまり、大久野島がかつて地図から消されていた理由は、日本政府が毒ガス工場の存在を世界に知られたくなかったからなのですね。

現在大久野島には、毒ガス資料館があり、当時の様子を知ることができます。

また、大久野島は戦後、国民休暇村に指定され、1934年には瀬戸内海国立公園に制定されました。

大久野島は、一般車両の通行が禁止されていて、職員の宿泊施設や観光客向けの宿泊施設があるだけで、人は住んでいません。

そのため、人の人数よりうさぎの方が多いと言われています。

大久野島にうさぎが増えた理由

人の人数より多いと言われている大久野島のうさぎたち。

島の周囲が約4.3km程しかないとても小さな大久野島に、なぜこれだけの数のうさぎが生息しているのでしょうか。

その理由を探ってみると、大きく2つの理由が推測されていることがわかりました。

  • 小学校で飼われていた8匹のうさぎが、野生化し繁殖していったという説。
  • 毒ガス工場で毒ガス実験のために使用されていたうさぎが、終戦後に、毒ガス工場の撤退とともに野生化し、繁殖していったという説

この2つの説のどちらかが真実なのではないかと言われているそうです。

実際になぜ大久野島にこれだけ大久野うさぎが生息しているのかは、未だにはっきりとわかっていません。

しかし、前者の小学校で飼われていた8匹のうさぎが、野生化し繁殖していったという説が有力視されているのだそうですよ。

大久野島でうさぎと触れ合うときのマナー

かつて毒ガス工場があり、その存在が世界に知られないよう「地図から消されていた」大久野島ですが、現在はうさぎが大繁殖して、その珍しさに観光客があとを経ちません。

島の至るところで見かけることができる、大久野島のうさぎの種類は「あなうさぎ」といい、穴を掘って生活しているのだとか。

そんな大久野島のうさぎと触れ合うに当たって、押さえておきたいマナーを紹介します。

人に慣れていそうな大久野島のうさぎですが、びっくりさせないようマナーを守って接してあげてくださいね。

①大久野島のうさぎに道路で餌を与えない

愛くるしい表情をしていて、ついつい何かあげたくなってしまう大久野島のうさぎですが、道路で餌を与えないようにしましょう。

大久野島の道路は一般車両こそ通行しないものの、自転車が通行します。

うさぎは一度えさに夢中になってしまうと、周りが見えなく、自転車の存在に気がつくことができません。

そのため、観光客の方が気をつけて、大久野島のうさぎに道路で餌を与えないようにしましょう。

また、余った餌はきちんと持ち帰りましょう。

うさぎの巣にえさを置きっ放しにしてしまうと、カラスにうさぎの存在がバレて、うさぎが食べられてしまいます。

②うさぎを持ち帰ったり、うさぎを捨てない

大久野島にたくさん生息しているうさぎですが、絶対に持ち帰ってはいけません。

鳥類保護法により許可なしに大久野島のうさぎを持ち帰ることは禁止されています。

@uta_utao)さんの投稿

また、大久野島にうさぎがたくさんいるからといって、大久野島にペットとして飼っていたうさぎを捨ててはいけません。

ペットとして飼い主にえさを与えられていたうさぎは、大久野島の自然の厳しさに耐えられないでしょう。

愛くるしいうさぎですが、縄張り意識が強く、よそから来たうさぎは仲間にいれてもらうことができないのだそう。

③うさぎを抱きかかえたり、追いかけたりしない

大久野島の大自然の中で生きているうさぎは、人間に抱きかかえられることになれていないため、びっくりしてしまいます。

無理やり人間が大久野島のうさぎを抱きかかえると、暴れだし落ちて怪我に繋がってしまうのだそう。

@himari_83xx)さんの投稿

野生の中で生きている大久野島のうさぎは、怪我をしても病院には行くことができません。

うさぎを抱きかかえたり、追いかけたりせずに、静かにしてあげましょう。

大久野島へのアクセスと日帰りは可能?

ここまで大久野島の歴史やうさぎについて紹介して来ました。

大久野島へのアクセスについて気になる人も多いのではないでしょうか。

@kimihiko_nakatani)さんの投稿

大久野島へアクセスするには、JR忠海駅で下車後、3分程歩き忠海港に向かいましょう。

大久野島へは、フェリーでアクセスすることができ、時間帯によっては日帰りも可能です。

フェリーの運行本数が特別多いわけではないので、事前にフェリーの時間が調べてから計画を立てるようにしましょう。

大久野島へ運行しているフェリーは、休日は混雑していることが多く、立ち乗りの人もいるのだとか。

15分前後で大久野島に着きますが、確実に座りたい人は早めにフェリーのチケットを購入した方が良いでしょう。

さて、今回は大久野島の歴史やうさぎ、アクセスいついて紹介してきました。

忠海港から15分程でアクセスでき、日帰りも可能な大久野島。

愛くるしいうさぎに会いに訪れてみてはいかがですか?

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