
四球やエラーなどでランナーを出してしまった場合は、ノーヒットノーランとなってしまいます。
これを聞けば、完全試合がいかに難しいことか、おわかりいただけるでしょう。
完全試合の難しさは、プロであろうと高校・大学であろうと同じであり、それを達成したのはとても素晴らしい偉業です。
ちなみに、プロ野球での完全試合は、
たった15回
しかありません。
完全試合を達成するというのは、ある意味、年俸数億円のプレーヤーになることよりも難しいのではないかと思います。
丸山泰資投手の所属する中日では、2007年の日本シリーズに、
山井大介投手→岩瀬仁紀投手
の完全試合リレーがありました。
あの試合は、中日ファンにとっては忘れられないものとなっているはずです。
この時は、落合監督(当時)の采配が話題となりましたが、筆者としては、この継投は仕方なかったと思っています。
なぜなら、この試合、山井投手は4回の時点で指のマメがつぶれており、出血しながらも投球をしていたそうなので、肉体的な限界が近かったことが伺えます。
実際、山井投手のほうから、降板を申し出たという話ですからね。
少し話が脱線してしまいました。
それはさておき、丸山泰資投手の完全試合達成後のインタビューによると、どうやら丸山泰資投手は、7回ごろから完全試合を意識し始め、9回にはかなり緊張していたそうです。
また、『バック(守備)にも助けられた』と丸山泰資投手は言っていました。
これは本当のことで、守っている野手も、よく最後まで守りきりましたよね。
エラーで完全試合が消えてしまう、ということもあったりするため、完全試合ムードだと、投手のみならず、守っている野手も、プレッシャーが半端なかったことでしょう。
エラーをしてしまったら、その時点で終わりです…。
まぁ中には、中日のレジェンド・山本昌さんのノーヒットノーランのように、
エラーでなければ内野安打となっていた
というような、記録としてはエラーになって助かった、というケースも…。
丸山泰資投手の場合は、エラーが足を引っ張ってしまうケースなので、野手としてはヒヤヒヤものです。
このように完全試合の達成は、投手だけで達成する記録だと思われがちですが、実際は、守っている野手も、褒めたたえられるべきなのです。
まとめ
2016年に、中日にドラフト6位指名されて入団した丸山泰資投手について紹介しました。
丸山泰資投手といえば、東海大時代の完全試合が有名です。
しかし、それだけではなく、丸山泰資投手は愛知県常滑市出身、東邦高校卒ということもあり、地元選手として、中日ファンから注目されています。
筆者も、丸山泰資投手には注目しています。
将来は、先発ローテーションを1年守れる投手として、活躍してほしいですね!