
ここ数年、日本ではバター不足が騒がれていますが、どうやら2016年もバターが不足したみたいですね。
バターといえば、2008年に深刻な在庫不足となり、店頭からバターの姿が消えたことがありました。
そして今回は、2014年、2015年、2016年と3年連続でバター不足になったわけですが…。
消費者にとって気になるのは、2017年もバター不足になるのかどうかでしょう。
そして、そもそもなぜバターが毎年のように不足するのかだと思います。
そこで当記事ではバター不足の原因と、今後のバターの値上がりの可能性などについてお話していきましょう。
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毎年バターが不足する原因とは?
現在、バター不足が起こっているようですが、そもそもなぜバターが不足するような事態に陥ってしまったのでしょうか?
日本では、2014年、2015年、そして2016年と3年連続でバター不足となり、政府は緊急輸入を実施しています。
実はこのバター不足、厳密にいえば
国産のバター不足
です。
むしろ
世界では、バターは過剰に余ってしまっている
というのに、なぜ日本だけバター不足に陥るのでしょう?
その原因には、複数の理由があります。
バター不足の理由1:乳製品の生産順位
日本でバター不足に陥る理由のひとつが、
乳製品の生産順位
です。
基本的に、生乳の中で一番高く売れるのは、牛乳用の生乳となっています。
そのため、酪農家も真っ先に牛乳用として売り出したいと思っているでしょう。
バターが不足している話を耳にしても、牛乳が不足している…とは耳にしませんよね。
そして、牛乳の次にヨーグルトになります。
その後、余ったものがバターになる優先順位がついてしまっているのです。