
実は、もうひとつ存在します。
それが
農林水産省の天下り利権が国民や酪農家を苦しめている
という、利権政治に原因があったのです。
実は、農林水産省の天下り団体である『農畜産業振興機構』が、
バター不足を演じてバター利権を手にしている
というのです。
この農林水産省の天下り団体である『農畜産業振興機構』は、
バターの輸入業務を独占
しています。
通常、バターを輸入しようとすると、一次関税に加え二次関税も発生し、商品に対して非常に高い関税を支払わなければなりません。
これだけでも大きな負担であるというのに、さらに輸入業者は、
マークアップと呼ばれる上納金を『農畜産業振興機構』に支払う必要がある
のです。
こうして、『農畜産業振興機構』は年間10億円以上の上納金を得て、そのお金でまたもや天下り資金へ使う…
そして、農林水産省に長年勤めていた年寄りOBの財布が潤う…
このような国家ぐるみの利権政治のせいで、
官僚の利権のツケを国民が支払わされている
という、あってはならない事態が起きています。
なぜ農林水産省の役人の利権のために、国民がバター不足に苦しみ、さらには高額のバターを買わなければならないのでしょう?
実際、このバターに対する高い関税も、名目上は
「酪農家を守るため」
と説明しているみたいですが、年々酪農家は減少しています。
結局、
利権団体の高給取りのために、消費者だけでなく酪農家まで被害を受けている
というわけであり、官僚の汚い魂胆が見え隠れしていて、本当に腹が立ちます。
これでは、安くて代用が利くマーガリンが売れるのも納得です。
農林水産省は一度、消費者に対して、
「自分たちの利権のためにバター不足を演じていました」
「自分たちの利権のために自作自演をしています」
と正直に白状してほしいものです。
輸入利権を廃止さえすればいいわけですから、こんなに簡単な解決策もなかなかありませんよね。
酪農家を守るためと言って関税をかけておきながら、年々酪農家は減っているわけで、関税は意味をなしていません。
それならば、輸入利権を廃止しても何ら問題はないです。
という話になってしまうのです。
農林水産省が、表向きの理由を本当に信用してもらうのであれば、まずは酪農家の減少を食い止めてからでしょう。
現状のままでは、何度も言うように
農林水産省の利権のためだけに、国民や酪農家が負担を強いられている
という、利権政治がバター不足を作っているとしか思えません。
バター不足でバター価格の今後は?
日常的に料理で使うことが多いバター。
気になるのは、
- いつ頃からバターが不足するのか?
- バターが値上がりするのか?
ですよね。
バターは、
クリスマスシーズンになると需要が拡大する
らしく、おそらくこの頃にバターが店頭から姿が消えはじめると言われています。
クリスマスケーキを作るために、日本全国でバターが必要になりますので…。
バターの価格値上げについては、こればかりはどうしようもないと思います。
農林水産省が利権のために、今後もバター不足を演じ続けるのであれば、引き続きバター価格は値上がりするでしょう。
まずは、バター不足の原因ともいえる農林水産省をどうにかしない限り、バター不足と価格の値上がりは解消されません。
全ての原因は、利権に目がくらんだ農林水産省としか思えません。
国民を騙し負担を強いてまで、お金が欲しいのでしょうか?
このような拝金主義は、官僚に全くふさわしくありません。
農林水産省には猛省してもらい、天下りのためにバター利権を握り続ける愚かな行為は、すぐさまやめてもらいたいところですね。